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tamutomo

Author:tamutomo
娘(2007年生まれ)・息子(2010年生まれ)の2児の母です。息子は太ももに絞扼輪(くびれ)、膝関節以下形成不全で生まれました。8ヵ月の時に絞扼輪(前半分)の形成手術、11ヵ月の時に絞扼輪(後半分)の形成手術・膝関節離断手術を受け、大腿義足ユーザーになりました。

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産院入院中の気持ち

<息子に対して>
分娩翌日から母子同室となる産院だった為、食事や育児指導を受講している時間以外は殆ど息子といっしょに過ごしました。分娩室で主人と「立派に育てよう」と誓った時から気持ちは前向きで落ち込んでいた訳ではないのですが、「ちゃんとした足に生んであげられなくてごめんね・・。」と思うと涙が止まりませんでした。意外と昼間、息子のお世話している間は「足がどうであろうと、かわいい」という気持ちが先立ったり、息子に涙を見せたくなかったりで(まだ目も見えていないかもしれませんが悲しんでいる様子を見せたくなかったので)、あまり自責の念にかられることは無かったのですが、夜暗くなって眠りにつく頃に、息子に申し訳ないという気持ちが込み上げてくるのでした。しかし、入院中にその涙も次第にでなくなり「息子に申し訳ない」と思う気持ちは残りましたが、退院する頃には夜に涙することは無くなりました。

その他の気持ちとして「他にも障害があるかも・・」という不安がありました。息子は、計画無痛分娩だった為、予定日より約1週間前に陣痛促進剤を使って出産し、2522gと小さく生まれました。そのせいか、お姉ちゃんと違って母乳もミルクもあまり飲んでくれず、排尿も生まれてから24時間経っても無かったので、膀胱や消化器系に障害があるのではと心配していました。夜中でも、息子がちゃんと息をしているか確認したり、寝ぐずって泣いているだけなのに、どこか痛くて泣いているんじゃないかと心配したりしていました。

こんな風に「ごめんね」やら「かわいい」やら「心配」やら、いろんな気持ちが入り乱れていましたが、生まれてくれた事に感謝する気持ちや、立派な成人に育てようという意欲は、日に日に強くなっていきました。


<身内に対して>
涙・涙の関係でした。身内に息子の障害のことを電話で打ち明けると、電話口ですすり泣くので私ももらい泣きしたり、あまりのショックで落ち込んでしまった身内に対しては、「せっかく生まれたのにどうして喜んでくれないんだろう・・」と悲しくなって泣いたりしていました。今思うと、身内なだけに、今後を心配したり、不憫に思ったりする気持ちが強かっただけなのですが、産後のホルモンバラスの影響か、その気遣いを「生まれたことを喜んでもらえていない」ように感じたのでした。

<主人に対して>
主人には分娩日に一晩泊まってくれたこと(勤務先の忘年会があったのでそっちに行っていいと私は言ったのですが)、毎晩会社帰りに産院に寄ってくれたことに感謝しています。気遣いがとても伝わってきました。

<友人に対して>
友人が素直に「おめでとう」「お疲れ様」とお祝いしてくれたことや「きっと私を選んで生まれてきたんだよ」とメールをくれたことが、とっても嬉しかったです。

<人の目に対して>
自室で泣いている事を病院関係者や他の入院患者に悟られない様に、強がって入院中は努めて明るく振舞っていました。

また、食事の時に同じテーブルに座った方々に息子の障害のことを話そうかどうか迷ったりしていました。産後の会話といえば、殆どが分娩の話か子供の話なので。でも里帰り出産だった為、退院後はもうお会いする機会は無いかなと思って打ち明けませんでした。

息子の足を見られる事に関しては、あまり気になりませんでした。そもそも、産院は全部屋個室だったのと、息子の足には包帯が巻かれ(毛布がはだけても足が見えないように)、そしてガラス張りの新生児室では外から見えない位置に置いて頂いたので、他の入院患者や外部の方から息子の足が見られることがありませんでした。私自身は足を見られても良かったのですが、奇妙な足の形を見て不快に感じる人もいるかなと思い、そのような取り計らいにして頂いたのでした。沐浴指導は、経産婦の場合、何名か合同で、自分の子を助産師さんが洗うのを見るという内容でしたが、私だけ日時の連絡がありませんでした。あえて問い合わせませんでしたが、恐らく産院の取り計らいで、他の方に息子の足が見られないように、私の沐浴指導は無しとなったのだと思います。通常集団で行う母乳指導や食事も自室で個別に受けても良いと産院から気遣いを受けましたが、特別対応を受けるのが何だか嫌だったので、通常の扱いとして頂きました。他の入院患者さんといっしょに受けた母乳指導は、息子が2522gと小さかった為、両足とも洋服に隠れていたのと、他の方も自分の授乳のことで手一杯で周りを見ていなかった為、気づく方はいなかったと思います。そんな訳で、息子の足を見られる事に関しては、あまり気にせずに過ごすことができました。
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